先輩からの言葉
こんにちは垂水区の美容室aoです。
昔、当時の先輩に言われた言葉で今でも僕の根幹となってる言葉です。
「作業じゃなくて仕事しろ」
当時、先輩からいきなり
「作業と仕事の違いわかる?」
と聞かれました。僕はその時違いは分からなくて
「分かりません」
と答えました。
そこで、先輩は2つの例を出してくれました。
・仕事で先輩からお使いを頼まれた時に
1,時間もゆっくりしてるし歩いて行こう
2,時間はゆっくりしてるけど速足で行こう
「1と2どっちがいいと思う?」
「そりゃ2番の方が良いと思います」と答えたが、先輩はどっちも決して間違いじゃないと・・・
僕は「?・?・?」となりました。
先輩が言うには1番も急ぎの用事じゃないしそこまで時間もかかっていない。サボってた訳じゃないから悪い事をしたわけじゃない。だから間違いじゃない!
「じゃあ、正解はないんですか?」
正解というよりは心持の問題だと先輩は言う。
何か作業をする時は必ず対人がいる。1番はさっき言ったように言われたことはちゃんとしている。では、2番はというと歩いても良かったんだけど速足で行った方がお使いが少しでも早く終わって先輩も助かるだろうという気持ちが乗っかってきている。
そうなると相手から喜ばれるのは2番という事になるだろう!
「なるほど!」
1番もダメなわけじゃないが言われたことをやっているだけの事、これが”作業”
2番のように言われたことはもちろんやるがそこに相手の事を考えた行動+相手の気持ちを組み込むことが”仕事”だと教えてくれました。
お客様にも注文を受けたカット、シャンプーしてブローしても満足はして頂けるだろうけど、そこに、例えば暑そうだったから扇子で仰いであげるとかシャワーの温度を少し下げる。冬なら寒い外から来られたので少し暖を取ってから施術に入る。等々ちょっとしたことでも良いからお客様が嬉しくなることした方がより満足してくれる。それが相手の事を考えた行動+相手の気持ちを組み込む=仕事だということ。
ただし、自己満足の仕事になってしまうと満足どころか不満になってしまうので気を付けないといけません。昔あるスタッフが少々お急ぎのお客様にキレイになるからとオーダーになかったコテ巻きをしてお怒りこそなかったが急ぎ足で店を出られていった事がありました。そのスタッフは少しでもキレイになって頂けたらという気持ちでコテ巻きをしました。
今までの話からだと悪い事ではなさそうだけど、これにはお客様の気持ちが入っていないです。お客様はこの時間までに仕上げて欲しいとの事
でしたが時間内にコテ巻きまでできていたなら問題なかったけど時間が押してしまっているのにコテで巻いてしまった。これが自己満足の仕事となってしまいました。
線引きの難しいところはありますが、昔、先輩にこの言葉を教えて貰ってから常にちゃんと仕事しよう!と思い日々の営業に励むようにしています。
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